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南アフリカランド/円 金利差の大きさで人気
ダイヤや金などの鉱物資源が豊富な資源国

南アフリカ共和国は、イギリス植民地時代に金やダイヤモンドが発見されて以来、現在にいたるまで鉱物資源の輸出が重要な産業となっています。プラチナをはじめとする白金族金属などのレアメタルも豊富な資源量を有しており、世界的な鉱物資源の供給地としても有名です。
とはいえ、近年は、鉱業の比率は減少傾向にあり、金融業をはじめとする第三次産業の割合が高くなっています。
また、日本のトヨタや日産、ドイツBMW、ダイムラー、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーが進出したことで、自動車関連の輸出額が急速に増加しており、いまや日本向け輸出額において、自動車部品はプラチナに次ぐ規模まで成長しています。
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高金利通貨の代表的な存在

南アフリカランドの特徴は何といっても10%を上回る「高金利」です。この理由は、国内のインフラ投資が盛んになったことや、資源高による年率5%前後の経済成長が続いたことに加え、原油、食料価格の上昇などによりインフレ圧力が強まったためでせう。
しかし、資源高が一服し、世界経済が後退したことで、原油や食品価格などが下落。インフレ圧力が緩和されたため、08年12月に南アフリカ準備銀行は、政策金利(翌日物レポート)を0.5%引き下げ、11.5%にしました。09年以降もインフレ懸念の後退により、利下げを継続する可能性が高くなっています。
FX取引ではスワップポイントを狙った南アフリカランド/日本円の取引量が急増、同時にランド建て債券も人気になっていますが、今後の金利動向、それに伴う為替相場の変動を注視する必要がありそうです。
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アフリカ初のワールドカップ開催地

12年FIFAワールドカップの開催国として世界的な注目を集めていますが、治安の問題や停電が頻発するといったインフラ建設の遅れが指摘されており、開催を不安視する声も上がっています。
48年に導入したアパルトヘイト(人種差別政策)は94年に全廃されましたが、当時の黒人層に対する教育が低水準だったことが尾を引いて、現在においても黒人の失業率が白人に比べ著しく高い状態が続いています。
これに加え、人種間格差に起因する犯罪率やHIV感染率の高さも大きな問題になっており、内政上の問題は治安悪化などの社会不安の要因になっています。経済が失速すると、治安がさらに悪化する可能性もあり、これも開催が危ぶむ原因になっています。
FIFA(国際サッカー連盟)は国内情勢の悪化を理由に86年コロンビア大会の開催地をメキシコに変更した過去がある上、すでに代替候補地として、イングランド、スペイン、メキシコ、アメリカ、日本を挙げています。このことからも南アフリカから開催地が変更される可能性は、あながち否定できなくなっているのです。
尚、FX取引するうえでは、地理的に離れていることもあり、南アフリカに関する情報が少ないことが大きなリスクです。
高金利通貨であることは確かに魅力的ですが、流動性の低さから値動きが激しいことにも留意する必要があります。
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- 南アフリカ準備銀行
- 南アフリカ中央銀行。1921年に設立。政策メンバーは7名。公定歩合操作や為替レートの安定化、公開市場操作などの金融政策を行っている。
- アパルトヘイト
- 1948年に法制化された白人と非白人を差別的に規定する人種隔離政策。非白人だけではなく、イギリス系の白人から多くの反発や国際社会からの貿易禁止などの経済制裁を受け、1991年に法律撤廃を打ち出し、1994年に完全撤廃された。
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