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1年の為替の動きを知って取引をする
12月は欧米企業の決算期なので相場が動く

為替相場には、1年単位でも流れがあります。この流れを把握することは、中長期の売買をする際に役立ちます。これは偶然に起こるものではなく、企業の行動パターンが大きく関係しています。
たとえば決算です。企業は決算に向けて、毎年同じような取引をするので、毎年同じような為替相場の動きが起こる傾向があります。
日本企業は、3月を決算月に設定する企業がほとんどですが、欧米企業のほとんどは12月が決算月です。
その12月の決算を前にして、企業は為替取引を活発に行います。海外の現地法人・子会社が稼いだ利益を自国通貨に戻して、本国に送る動きが活発化する為です。
このためグローバル企業が多いアメリカや欧州主要国の通貨需要が増え、米ドル高、ユーロ高になる傾向があります。
しかし、この動きもクリスマス休暇前まで。その後は一斉に休みに入るため取引量は一気に減少します。
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12月に欧米金融機関はトレンドと逆の動きをする
また、企業の中でも取引量が多い金融機関(機関投資家)の動きは為替相場に大きな影響を与えます。決算に備えて手持ちのポジションを手仕舞いすることが多くなるからです。
買ったものは売り、売ったものは買い戻します。つまり、それまでのトレンドと逆の動きが起きやすくなります。
なお、欧米企業は四半期決算なので、3月、6月、9月にも同様に動きが起こりますが、総決算となる12月が最も動きが大きくなります。
それとは反対に、決算月の翌月(1月・4月・7月・10月)は、ポジションを増すため、新たなトレンドをともなって大きく動くことがあります。
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決算が集中する3月は円高傾向に

日本円の動きを絞っていえば、3月末に日本企業の決算が集中するので、欧米企業の12月と同じような現象が起こり、円高に振れやすくなります。
一方、決算期が過ぎ、4月に入ると日本企業は海外投資が活発になるため、円安傾向になるといわれています。
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ボーナスや長期休暇も変動要因になる
為替取引を行うのは企業だけではありません。個人も為替取引をおこないます。
たとえば、ボーナスが出る6月や12月には、金融機関が外貨預金などの販売に力を入れているため、外貨預金を始める人が増えます。また、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始には海外旅行に行く人が増えます。
いずれも日本円を売り、外貨を手に入れることになるので、円売り圧力になります。
ひとり一人の額は少額かもしれませんが、日本全体の個人が同時期に同じような動きをするので相場がそれなりのインパクトを与えるのです。
なお、夏休みやクリスマス休暇前後は、世界的に取引量が減少するため、為替相場の動きが荒くなることがあるので注意が必要です。
また、サッカーのワールドカップやオリンピックといったスポーツのビッグイベントがある時には、為替相場の参加者が減るため、薄商いになりやすいといわれています。
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